茶の発祥地は中国といわれています。
『神農帝』が山野を駆け巡り、人間に適する野草や樹木の葉等をテストする為に、一日に72もの毒にあたり、その度に茶の葉を用いて解毒しました。
また、中国では当初茶は薬、特に解毒薬として飲まれていたことから、『お茶を一服』という言葉は、これに由来していると言われてます。
【 水について 】
お茶に適した水とは、バランスのよいミネラル、適度な硬度、ph、炭酸ガス、酸素を含む事。有機物、鉄やマンガン等が少ない。
日本の水道水はお茶に適した条件ですが、カルキ消毒されてる為、美味しく飲めません。
外国産のミネラルウォーターも、カルシウム等が多く含まれてる為、お茶には不向きです。
表示をよく確かめてから選びましょう。
<日本茶に合う水は硬度30〜80程度>
軟水・・苦味・渋味を感じる。
硬水・・苦味・渋味・旨味のバランスが崩れます。
【 温度について 】
上級煎茶の場合は温度を下げ(60〜70℃)、中級煎茶の場合は(70℃〜90℃)、番茶や焙じ茶は熱湯で淹れます。
複数の湯呑に淹れる時は、濃度を一緒にする為に、廻し注ぎ(1→2→3、3→2→1)をし、最後の一滴まで注ぎます。
仕事の合間・スポーツ前・眠気醒まし |
上級煎茶がおすすめ。 脳の働きを活発にしたり、覚醒効果、筋肉刺激効果のあるカフェインが多いお茶を、ちょっと高めのお湯で。 |
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食後 |
中・上級煎茶がおすすめ。 食後は虫歯菌の増殖を抑えたり、食中毒を予防するカテキンが摂取できます。 |
寝る前・お年寄り・赤ちゃん・空腹時・油料理後 |
番茶・焙じ茶がおすすめ。 カフェインが少なく、胃に負担をかけず、優しい味わいです。 軽くさっぱりと口当たりの良いお茶を。 |
カテキン | 強い殺菌効果。インフルエンザウイルスの働きを弱める。アレルギー抑制。 |
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カフェイン | 疲労回復。覚醒効果。大脳刺激。強心作用。利尿効果。 |
テアニン | カフェインの作用を穏やかにし、脳の神経細胞に作用してリラックスさせる効果。 |
ビタミンC/A/E | ビタミンCは風邪の予防や美肌効果があり、ビタミンEは老化防止効果があります。 |
食物繊維 | 大腸ガン予防。 |
フッ素 | 歯の表面を強くし、抵抗力をつけます。 |
ミネラル | 新陳代謝促進。 |
サポニン | 鎮静。鎮痛。脂質低下作用。血栓予防作用。 |
部屋の臭い消し | フライパン等で、古くなったお茶をいぶし、煙を充満させます。2〜3時間で消臭効果に。 |
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冷蔵庫・靴箱の臭い消し |
茶殻をよく乾かし、小瓶に入れ、気になる場所に置く。 (茶殻はよく乾かさないとカビの原因になります。) (一週間に一度に頻度で茶殻を取り変えましょう。) |
虫歯予防に | 出がらしのお茶でブクブク。風邪予防と虫歯予防が簡単に出来ます。 |